日本でTOPIK(韓国語能力試験)を受けるなら、申込先は公益財団法人 韓国教育財団です。2027年の日本での紙の試験(PBT)は4月11日・5月16日・7月4日・10月17日のいずれも日曜日で、5月は東京1か所、それ以外は全国で行われます。受験料はTOPIK Ⅰが5,000円、TOPIK Ⅱが7,700円(税込)。最初の申込は2027年1月12日(火)〜1月26日(火)15時の予定です。
以下、2027年の日程表、申込の流れ、当日の注意点を、韓国教育財団の公式サイト(kref.or.jp)の内容に沿って説明します。
TOPIKは日本から始まった試験
TOPIKは韓国政府(教育部)が認定し、国立国際教育院(NIIED)が問題作成と採点を行う公式の韓国語試験です。日本での運営は韓国教育財団が担当しています。
実は、最初の試験は日本で行われました。財団の説明によると、1996年5月19日に札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・福岡の8都市で第1回が実施されています。2025年現在、日本では41都市・65会場で運営され、毎年約4万9千人が受験しています。
試験は2種類です。
- TOPIK Ⅰ(初級):1級・2級を判定。聞き取り30問・読解40問、100分。
- TOPIK Ⅱ(中・上級):3〜6級を判定。聞き取り50問・筆記4問・読解50問。
どちらも「受けた点数で級が決まる」方式で、「○級を受ける」という申込はありません。点数と級の関係はTOPIKの級と点数表で詳しく説明しています。
2027年の日本の試験日程
韓国教育財団が公開している2027年度の日程です(申込期間は日本だけのもの)。
| 回 | 方式 | 試験日 | 会場 | 申込期間 | 成績発表 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第111回 | PBT | 4月11日(日) | 全国 | 1月12日(火)〜1月26日(火)15時 | 5月31日(月) |
| 第112回 | PBT | 5月16日(日) | 東京1か所 | 2月15日(月)〜2月26日(金)15時(予定) | 6月24日(木) |
| 第113回 | PBT | 7月4日(日) | 全国 | 4月5日(月)〜4月19日(月)17時(予定) | 8月12日(木) |
| 第114回 | PBT | 10月17日(日) | 全国 | 7月5日(月)〜7月20日(火)17時(予定) | 12月9日(木) |
| 第20回 | IBT | 8月28日(土) | 東京1か所 | 未定 | 未定 |
| 第22回 | IBT | 11月27日(土) | 東京1か所 | 未定 | 未定 |
ポイントは3つです。
- 日本の紙の試験は日曜日です。 韓国の発表では第111〜114回が「土〜日」の2日間になっていますが、これは国・地域によってどちらか1日に受けるという意味です。日本は日曜日です。
- 第110回(1月)と第115回(11月)は日本では行われません。 日本で受けられる2027年最初のチャンスは4月の第111回です。
- IBT(パソコンで受ける試験)は東京1か所のみで、申込期間はまだ発表されていません。成績が早く出る(韓国の発表では約3週間)のが利点です。
日程は「都合により変更の場合もあります」と財団は注記しています。申込前に必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。
受験料
| 試験 | 受験料(税込) |
|---|---|
| TOPIK Ⅰ | 5,000円 |
| TOPIK Ⅱ | 7,700円 |
支払いはクレジットカードかコンビニ決済です。コンビニ払いを選んで期限までに払わないと、申込は自動的にキャンセルされます。
申込の流れ
申込はすべてオンラインです。
- TOPIK専用システムで利用者登録をする。 財団のサイトは新しいシステムに移っていて、旧サイトの受験データは引き継がれていません。前に受けたことがある人も登録が必要です。
- 受験申請をする。 会場は先着順です。人気の会場は早く埋まるので、申込が始まったらすぐ手続きするのがおすすめです。申込期間が終わると会場の変更はできません。
- 顔写真を提出する。 パスポート用の証明写真(縦4.5cm×横3.5cm)を、JPEGかPNG、200〜400KBで。規定に合っていれば自分で撮った写真でもかまいませんが、使えない写真だと受験できず、受験料も戻りません。
- 受験料を払う。
覚えておきたいルール:
- 申込最終日は15時まで(第113回・第114回は17時の予定)。夜に申し込もうとすると間に合いません。
- 受験する試験(Ⅰ・Ⅱ)の変更はできません。 変えたいときは、申込期間内に返金申請をしてから申し込み直します。
- 申込期間が過ぎたら、キャンセルも返金もできません。 当日欠席しても次回には持ち越せません。
- 学校や会社などで10名以上なら団体申請もできます。
- 体の不自由な方や病気のある方の別室受験などは、申込期間中に「特別支援申請」で申し込みます。
試験当日の時間割
| 試験 | 入室完了 | 試験時間 |
|---|---|---|
| TOPIK Ⅰ | 9:30 | 10:00〜11:40(100分、休憩なし) |
| TOPIK Ⅱ 1時間目(聞き取り・筆記) | 12:30 | 13:00〜14:50(110分) |
| TOPIK Ⅱ 2時間目(読解) | 15:10 | 15:20〜16:30(70分) |
当日の持ち物と注意点
- 受験票:郵送されません。試験日の2〜3週間前から、マイページでダウンロードできるようになります。スマートフォンで見せるか、印刷して持っていきます。
- 顔写真付きの公的な身分証明書:これがないと入室できません。マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、在留カード、顔写真入りの学生証などが使えます。社員証や顔写真のない健康保険証は使えません。
- 修正テープ:マークシートの修正用です(5mm幅がおすすめ)。
- ペンは会場で配られます。 「ツインマーカー」の細いほうで文字を書き、太いほうでマークします。
- 時計は持ち込めません。 アナログの腕時計も含めて、すべての時計が使えません。スマートフォンなどの電子機器が鳴ると、不正行為として退場になることがあります。
- 試験時間が終わってから書き続けたり、問題用紙を撮影したりするのも不正行為です。
不正行為をすると、その回は無効になり、一定期間TOPIKを受けられなくなります。韓国政府は2027年の計画で、代理受験などの不正に対する受験制限を最長5年に強める方針も発表しています(法改正の予定)。
成績の確認と有効期限
成績は韓国の公式サイトtopik.go.krで確認し、成績証明書も自分で印刷します。財団からの郵送はありません。成績の有効期限は2年で、期限が過ぎた証明書は再発行できません。必要な時期から逆算して受けましょう。
日本でTOPIKはどう使われているか
財団の説明では、TOPIKは次のような場面で使われています。
- 日本の大学での単位認定や交換留学の選考
- 日本の企業での語学力の評価
- 韓国の大学・大学院への入学、GKS(韓日教育交流協力事業)などの奨学金選考での加点
- 韓国の結婚移民ビザの申請、韓国の永住権など
日本で長く行われている韓国語の検定には「ハングル能力検定試験」もあります。目的によってどちらが合うかはTOPIKとハン検の違いで比べています。
2027年のその他の変更点
- スピーキング試験:日本国内での実施は2028年度からの予定です。
- 2029年から新しいTOPIK:韓国政府は2027年6月までに新しい試験の形を決め、2028年に試行する計画です。2027年の試験は今の形のままです。
4月の第111回を目指すなら
申込は1月なので、今から準備すれば5か月以上あります。初めてなら、まずTOPIK Ⅰ形式の問題で今の力を確かめてみてください。TOPIKlyではTOPIK Ⅰ・TOPIK Ⅱの練習問題を本番と同じ形式で解き、終わったら予想級と間違えた問題を確認できます。TOPIK Ⅱを受ける人は、点差がつきやすい作文(51〜54番)の書き方も読んでおきましょう。
出典: 公益財団法人 韓国教育財団 TOPIK公式サイト — 試験日程・会場 · 試験概要 · 受験申請 · 試験に関する注意事項 · Q&A · 歴史 · 資格の活用について(2026年10月24日確認)、韓国教育部・国立国際教育院「2027年TOPIK施行計画」(2026年9月29日)。