TOPIKの級は合計点で決まります。TOPIK Ⅰ(200点満点)は80点以上で1級、140点以上で2級。TOPIK Ⅱ(300点満点)は120点以上で3級、150点以上で4級、190点以上で5級、230点以上で6級です。科目ごとの足切りはありません。CEFRでいうと、1級がA1、6級がC2にあたります。
点数表
TOPIK Ⅰ — 200点満点(聞き取り+読解)
| 級 | 必要な点数 |
|---|---|
| 1級 | 80点以上 |
| 2級 | 140点以上 |
TOPIK Ⅱ — 300点満点(聞き取り+筆記+読解)
| 級 | 必要な点数 |
|---|---|
| 3級 | 120点以上 |
| 4級 | 150点以上 |
| 5級 | 190点以上 |
| 6級 | 230点以上 |
注意したいのは次の2点です。
- TOPIK Ⅰで3級は取れません。 3級以上が欲しければTOPIK Ⅱを受けます。
- TOPIK Ⅱで120点に届かないと、級は付きません。 「2級」にはなりません。2級が確実でないうちは、無理にTOPIK Ⅱを受けないほうがよい場合もあります。
試験の構成
| 試験 | 科目 | 問題数 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|---|
| TOPIK Ⅰ | 聞き取り | 30 | 40分 | 100 |
| TOPIK Ⅰ | 読解 | 40 | 60分 | 100 |
| TOPIK Ⅱ | 聞き取り | 50 | 60分 | 100 |
| TOPIK Ⅱ | 筆記(作文) | 4 | 50分 | 100 |
| TOPIK Ⅱ | 読解 | 50 | 70分 | 100 |
TOPIK Ⅰは70問すべて4択で、100分続けて解きます。TOPIK Ⅱは104問・180分で、1時間目が聞き取りと筆記(110分)、2時間目が読解(70分)です。
筆記を白紙にしない
TOPIK Ⅱでは筆記が300点中100点を占めます。白紙だと、聞き取りと読解だけで3級の120点を取らなければなりません。51番・52番(各10点)は空欄に1文ずつ書くだけなので、中級の入り口でも点を取りにいけます。書き方は作文51〜54番の書き方にまとめました。
パソコンで受けるIBTは点数の幅が違う
| 級 | TOPIK Ⅰ IBT(400点満点) | TOPIK Ⅱ IBT(600点満点) |
|---|---|---|
| 1級 | 121〜235 | — |
| 2級 | 236〜400 | — |
| 3級 | — | 191〜290 |
| 4級 | — | 291〜360 |
| 5級 | — | 361〜430 |
| 6級 | — | 431〜600 |
紙でもパソコンでも、級の価値は同じです。日本のIBTは東京1か所だけです(日本のTOPIK日程)。
CEFRとの対応
韓国の国立国際教育院(NIIED)は2023年12月、TOPIKの級とCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の対応を発表しています。韓国教育財団のサイトにも掲載されています。
| TOPIK | CEFR |
|---|---|
| 1級 | A1 |
| 2級 | A2 |
| 3級 | B1 |
| 4級 | B2 |
| 5級 | C1 |
| 6級 | C2 |
英語の資格と並べて履歴書に書くときや、ほかの言語と比べたいときの目安になります。
各級でできること
1級
あいさつ、自己紹介、買い物、注文など、生きていくための基本的な韓国語。約800語の基礎語彙で、簡単な文を作れるレベルです。
2級
電話でのやりとりや、郵便局・銀行など身近な公共施設での用事ができます。約1,500〜2,000語。改まった場面とくだけた場面の言葉づかいを区別できます。
3級
日常生活はほぼ困らず、身近な話題なら自分の言葉で説明できます。韓国の大学(学部)入学で最もよく求められる級です。
4級
ニュースや一般的な文章を理解でき、仕事の基本的なやりとりもできます。韓国の大学では卒業要件によく使われます。
5級
専門分野の仕事ができ、政治・経済など身近でない話題も理解できます。
6級
最上級。専門的な研究や仕事を韓国語でこなせるレベルです。
目的別・必要な級の目安
| 目的 | よく求められる級 |
|---|---|
| 韓国の大学の語学堂(語学研修) | 不要 |
| 韓国の大学(学部)入学 | 3級 |
| 韓国の大学の卒業 | 4級 |
| 韓国の大学院 | 4級(専攻により3級〜5級) |
| 韓国語を使う仕事 | 4〜5級 |
| 通訳・翻訳 | 6級 |
⚠️ あくまで一般的な目安です。 大学・奨学金・会社ごとに基準が違うので、必ず募集要項で確認してください。日本の大学での単位認定や企業での評価も、学校・会社ごとに決まっています。
奨学金について: 韓国教育財団によると、GKS(韓日教育交流協力事業)などの奨学生選考では、TOPIKの成績に加点があります。条件は年度ごとの募集要項で確認しましょう。
科目別の目標点(目安)
合計点だけで決まるので、得意な科目で稼ぐ作戦が立てられます。下は公式ではない目安です。
| 目標 | 必要な合計 | 聞き取り | 読解 | 筆記 |
|---|---|---|---|---|
| 2級(TOPIK Ⅰ) | 140 | 65〜70 | 70〜75 | — |
| 3級(TOPIK Ⅱ) | 120 | 45 | 45 | 30 |
| 4級(TOPIK Ⅱ) | 150 | 55〜60 | 55〜60 | 35〜40 |
| 5級(TOPIK Ⅱ) | 190 | 70 | 70 | 50 |
| 6級(TOPIK Ⅱ) | 230 | 80 | 80 | 70 |
例: TOPIK Ⅱで聞き取り62点、読解58点、筆記33点なら、合計153点で4級です。筆記が0点だったら120点で、ぎりぎり3級でした。
日本語を母語とする人は、漢字語(例:준비=準備、경제=経済)の多い読解で点を伸ばしやすい一方、聞き取りのスピードと筆記で苦労しがちです。弱い科目を「平均並み」に引き上げるのが、級を上げる近道です。
3級から4級の壁
3級と4級の差は30点だけですが、多くの人にとって一番大きな壁です。
- 語彙が日常の話題から、社会・科学・意見など抽象的な内容に変わる
- 筆記で200〜300字の文章(53番)と600〜700字の作文(54番)を書く必要がある
- 読解の文章が長くなり、時間が足りなくなる
4級を目指すなら、書く練習と速く読む練習に時間を使いましょう。時間を計って解く練習も欠かせません。
成績の有効期限は2年
TOPIKの成績は成績発表日から2年間有効です。提出先の締切の時点で有効かどうかを確認してから、受ける回を決めましょう。
今の実力を確かめる
まずは試験と同じ形式の問題を解いてみるのが一番早い方法です。TOPIKlyには67,000問の練習問題があり、テストが終わると予想級が表示されます。初めてならTOPIK Ⅰから、基礎がある人はTOPIK Ⅱから始めてください。
出典: TOPIK公式サイト(topik.go.kr) — 級の説明・試験構成・評価基準 · 韓国教育財団 試験概要 · CEFR比較表 · 資格の活用について(2026年10月24日確認)。